【Youtube】オンライン文学講座【佐藤ゼミ】 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ こちらのブログ更新は終了しましたが、Youtubeにて【佐藤ゼミ オンライン文学講座】を配信しています。夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治など、文豪の作品解説を通して「考えるヒント」を提供中。名言や文豪エピソードなど、気軽に楽しめるコンテンツもありますので、ぜひご視聴ください(無料配信です)☈佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ」☺佐藤への問い合わせは、こちらから。【佐藤ゼミ 仕事の価値は百年後に決まる【夏目漱石の手紙より】 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ
「同じ星 太宰治」読書の記憶(九十七冊目) 小学生の時の話。同じクラスに「誕生日が同じ」男子が2人いた。彼らは双子でも親戚でもないのだが、偶然誕生日が同じなのだった。2人は、そんなに仲が良いわけではなく、見た目に共通点もなく(当然である)1人はおとなしく内向的で、もう1人は運動が好きな活発な男子だったと記憶している。 誕生日が同じという事は、いわゆる星座とか、そのような占いも同じなわけで「今日は、しし座のあなたはラッキー」とあれば2人とも喜ぶし「今日は、しし座のあなたは注意が必要な1日」とあれば、2人ともなんとなく落ち込むのである。誕生日は一生変更できないから、二人は一生同じ占いの結果を目にし続ける。冷静に考えてみると、なかなかシュールな風景ではないか。 同じ星 太宰治 文藝年鑑に依つて、君が明治四十二年の六月十九日に誕生した事を知つた。實に奇怪な感じを受けた。實は僕も明治四十二年の六月十九日に誕生したのである。この不思議な合致をいままで知らずにゐたのは殘念である。飮まう。君の都合のよい日時を知らせてくれ。僕は詩人である。(同じ星 太宰治より) 太宰治「同じ星」を読んだ時、ここに書いたこと思い出した。現在私は、どちらとも交流がない。彼らがどのような環境で過ごし、どのような考えを形成し、どのような人生を送ってきたかを確認することはできない。ただ、彼らも私もみんな、それぞれ元気で、いつの日かどこかで、偶然に出会えたらおもしろい。その席で、それぞれの人生を照らし合わせながら、あれやこれを話してみたい。そんな日がくることを、楽しみにしたいと思う。 太宰治 人間失格 思ひ出 富嶽百景 トカトントン 皮膚と心 I can speak 一問一答 兄たち 葉 同じ星 つづきを読む »
佐藤の本棚 作品一覧(作者名 五十音順) 佐藤の本棚(文学作品編) 公開作品一覧(作者名 五十音順) このブログで紹介した作品の一覧です。 芥川龍之介 トロッコ 芋粥 大川の水 蜜柑 微笑 槍ヶ岳紀行 魔術 漱石山房の秋 鑑定 早春 愛読書の印象 杜子春 春の夜 鼻 安部公房 壁 石川啄木 閑天地 内田百間 漱石先生臨終記 江戸川乱歩 少年探偵団 心理試験 日記帳 梶井基次郎 檸檬 川端康成 伊豆の踊り子 雪国 坂口安吾 桜の森の満開の下 佐々木マキ ぼくがとぶ ふしぎな図書館 佐藤春夫 井伏鱒二は悪人なるの説 志賀直哉 小僧の神様 城の崎にて 島田荘司 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 太宰治 人間失格 思ひ出 富嶽百景 トカトントン 皮膚と心 I can speak 一問一答 兄たち 葉 同じ星 谷崎潤一郎 厠のいろいろ 寺田寅彦 夏目漱石先生の追憶 雨の上高地 豊島与志雄 太宰治との一日 夏目漱石 三四郎 こゝろ 夢十夜 坊っちゃん 虞美人草 私の個人主義 明暗 中原中也 月夜の浜辺 夏と悲運 中島敦 名人伝 松尾芭蕉 奥の細道 室生犀星 性に目覚める頃 森鴎外 青年 宮澤賢治 銀河鉄道の夜 よだかの星 セロ弾きのゴーシュ ポラーノの広場 革トランク グスコーブドリの伝記 風の又三郎 春と修羅 序 春 注文の多い料理店 新刊案内 猫の事務所 報告 真空溶媒 村上春樹 ふしぎな図書館 中国行きのスロウ・ボート 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 村上龍 コインロッカー・ベイビーズ 横光利一 時間 頭ならびに腹 犯罪 海外文学 宝島 シャーロックホームズ 幸福な王子 ライ麦畑でつかまえて あしながおじさん かえるの王さま Little Red Riding Hood スパイ学 絵本 ぐりとぐら 星座を見つ つづきを読む »